神様に背いた二人
家に帰ると、ママはルンルンで朝食を作っていた。

気味が悪い程機嫌がいい。

「どーしたの??機嫌がいいみたいだケド…。」


「リコちゃーん。ママ、再婚するコトになったの。」


「はあぁ!?何も聞いてないんだケド!!」


「だってー。反対されたくなかったからー。決まるまで黙ってたの。」


そう言うとママは、少女のように微笑んだ。


「この年になって反対しないケドさー。」


「ホントに!?じゃぁ、ママ、再婚していいの!?」


「ママの人生だから、自由に生きてよ。」


「ありがとー、リコちゃん!愛してる!!」


ママは余程嬉しかったのか、アタシに抱きついた。
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