神様に背いた二人
アタシはトーストをかじりながら、


「で??どんな人?」


「…………………。」



沈黙。



「言えない人?まさか、略奪愛とか言わないでしょうね!?」


するとママは慌てて、


「違うわよ!あのね……………リコのパパよ。」



……………………………………………………………………………「はぁぁ!?アタシのパパ!?」



「そう。復縁するコトになったの。」


少し頬を染めてママは言った。



……………アタシは、パパのコトは覚えていない。

アタシが小さい時に別れてるから記憶がない。


ママとパパが別れてからも会ったコトはない。


パパは外資系の会社に勤めていて、海外に住んでたから会う機会がなかったのだ。
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