神様に背いた二人
するとママが、


「リコ。何か話したら??この子ったら、マリオがカッコイイから緊張してるのよ。」


「ハハハ。リコちゃんは、今医大生だったかな??」


「あ…。はい。」


「勉強頑張ったんだね。将来有望じゃないか。マリオは、アメリカで飛び級でね。15歳で大学を卒業したんだよ。日本に帰って来てからは、フラフラしてるが…。」



"そうなんだ…。マリオってスゴく頭いいんだ…。ただのバカかと思ってた…"


横からママが嬉しそうに、

「マリオはね、モデルしてるのよー。某有名ブランドのショーにも出てるんだから。」



"そーなの!?"



驚いたが、納得。


「結構有名らしいが、その他は何をしてるのか怪しいモノだがな…。」



"アタシ知ってるよ。街の便利屋さんしてるんだよ。"



「リコったら、まだ緊張してるの??いい加減、慣れなさい!」


「リコちゃん。来月から、四人一緒に住むんだ。もっと楽に。ね。」



"え……。。。今、何て言った…??"

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