神様に背いた二人
程なくして着いたのは、妖しげなお店。


「やっぱり、ホストクラブじゃん!」


「違うって。まぁ、中に入ってみてよ。」


アタシはブツブツ文句を言いながら店内へ。


「いらっしゃーい。」


カウンターに居たのは、男か女か分からない人。



"ハッ!もしかして、ココってゲイバー!?"


アタシが固まっていると、

「あらー。今日は可愛い子連れてるじゃない。あきらかにマリオがいつも連れて来るタイプの女じゃないわねー。」



"いや。だから、拉致られたんですケド……。"



心の中で呟きながらマリオを睨む。
< 6 / 74 >

この作品をシェア

pagetop