神様に背いた二人
「リコちゃん。ここにいてもするコトないから、マリオの部屋を手伝ってちょうだい。」


「はーい。」



"いいのかな…。見られたくないモノとかあると思うんだケド…。"



するとマリオは、


「リコ。それじゃ、手伝ってくれるかな??」


「うん!アタシでよければ!」


そう言って二階へと上がった。


広い部屋に、段ボールが次々と運び込まれる。


「えっと、アタシじゃ配置とかわかんないんだケド…。」


「一つ一つオレに聞いて。」

「わかった。」


アタシ達は、二人で片付けはじめた。


二人というコトもあり、効率よく作業は進んでいった。


主にアタシが段ボールを開ける役目。


そして、マリオに一つ一つ手渡していく。


スムーズに行われていた作業。


と、そこで、アタシの手が止まった。
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