神様に背いた二人
「ご飯、できましたよー。」

「はーい。」


四人で食べるのは二回目だけど、今日は特別な日。

今日から四人での生活が始まる。


ママは嬉しそうに話している。


これが、一家団欒というモノなのだろう。


アタシがマリオへの想いを伏せていれば、幸せな家庭になれる。


でも、アタシはマリオの顔を見るコトが出来なかった。


あの写真の人が気になって…。




"!!!!もしかして…ヤスさんが言ってた《レイカ》って人!?"




アタシは、食事もそこそこに部屋に戻る。



"確か、ヤスさんから貰ったお店の名刺がこの辺に……あった!"



アタシはどうしても、真相が知りたかった。


そして、ヤスさんのお店へと向かう決意をした。
< 72 / 74 >

この作品をシェア

pagetop