虹色サイダー
「大丈夫、次こそ絶対いい男捕まえてみせるから」
「お兄ちゃんみたいな?」
「あー、それはないない」
「うぉいっ、そこはノリツッコミやっとくべきでしょうが!」
柔らかにウェーブさせた髪を風に揺らしながら、妹がにっこり笑った。
「お兄ちゃんは一人でしょう?」
ああ、馬鹿だなぁ。
そういう顔と台詞は彼氏にしてあげなきゃ。
「ま、お前も一人だよ、思李」
お前みたいなじゃじゃ馬妹一人で充分。
そう思って笑っていると、妹の臑が俺の尻を勢いよく蹴り上げた。
-了-
「お兄ちゃんみたいな?」
「あー、それはないない」
「うぉいっ、そこはノリツッコミやっとくべきでしょうが!」
柔らかにウェーブさせた髪を風に揺らしながら、妹がにっこり笑った。
「お兄ちゃんは一人でしょう?」
ああ、馬鹿だなぁ。
そういう顔と台詞は彼氏にしてあげなきゃ。
「ま、お前も一人だよ、思李」
お前みたいなじゃじゃ馬妹一人で充分。
そう思って笑っていると、妹の臑が俺の尻を勢いよく蹴り上げた。
-了-