虹色サイダー
「何が可笑しい」
そんなあんたたちが。
そう言ってやりたい気もするけど、オレもそこまで善人になれない。
「いや……悪い、ちょっと……な」
曖昧に答えたオレの言葉を、思李はちっとも理解しちゃいない様子。
「どかしてくんね?」
取り敢えず状況を変えようと、目の前で主張しまくってるこいつを指さして言ってみる。
「どかして欲しければ、何をするつもりだったか答えてみろ」
オレは余程この男の機嫌を損ねたらしい。
そりゃあんまり態度その他いい方じゃねぇが、まあこれは別の理由か。
だけどさっきの思李の態度を考えると、そういうわけでもなさそうだ。
あー、つまり?
ここにオレがいるのはそうゆう役目ってわけだろ。
「何ってなんだろな。触って、抱きしめて? その後は知らねぇ。本能の赴くまま?」
神様はとことん意地が悪い。
このオレにそんなことをさせるって、そりゃ残酷。
そんなあんたたちが。
そう言ってやりたい気もするけど、オレもそこまで善人になれない。
「いや……悪い、ちょっと……な」
曖昧に答えたオレの言葉を、思李はちっとも理解しちゃいない様子。
「どかしてくんね?」
取り敢えず状況を変えようと、目の前で主張しまくってるこいつを指さして言ってみる。
「どかして欲しければ、何をするつもりだったか答えてみろ」
オレは余程この男の機嫌を損ねたらしい。
そりゃあんまり態度その他いい方じゃねぇが、まあこれは別の理由か。
だけどさっきの思李の態度を考えると、そういうわけでもなさそうだ。
あー、つまり?
ここにオレがいるのはそうゆう役目ってわけだろ。
「何ってなんだろな。触って、抱きしめて? その後は知らねぇ。本能の赴くまま?」
神様はとことん意地が悪い。
このオレにそんなことをさせるって、そりゃ残酷。