虹色サイダー
「ダイ、それは何だ……?」
大量の空き瓶を抱えてきた俺に焼酎を嗜んでいた虎が訪ねる。
「ん? まあ小細工ってね。ささ、いいから飲みなよ」
既に思李が冷やしていてくれた缶ビールは飲み終わった。
今は虎に焼酎を勧めたところ気に入ったようなので、冷蔵庫に入っていたたこわさをアテに飲んでいるところ。
ちょっと、俺は酒が回ってきた気がするものの、まだまだ大丈夫。
だって、虎は全くといっていい程、酔ってない。
せめてほろ酔いにするぐらいまでは頑張らないと……ハイペース過ぎるけど。
酔って暴れることを「虎になる」って言うけれど、そんな様子は微塵も見せない。
……いや、暴れられても困るか。
とにかく思李が戻ってくるまでに、少しでも酔わせたい。
大量の空き瓶を抱えてきた俺に焼酎を嗜んでいた虎が訪ねる。
「ん? まあ小細工ってね。ささ、いいから飲みなよ」
既に思李が冷やしていてくれた缶ビールは飲み終わった。
今は虎に焼酎を勧めたところ気に入ったようなので、冷蔵庫に入っていたたこわさをアテに飲んでいるところ。
ちょっと、俺は酒が回ってきた気がするものの、まだまだ大丈夫。
だって、虎は全くといっていい程、酔ってない。
せめてほろ酔いにするぐらいまでは頑張らないと……ハイペース過ぎるけど。
酔って暴れることを「虎になる」って言うけれど、そんな様子は微塵も見せない。
……いや、暴れられても困るか。
とにかく思李が戻ってくるまでに、少しでも酔わせたい。