虹色サイダー
やっぱり、俺の予想は外れちゃいない。


もういい加減さっさとがっつり責めちゃえばいいのに、とは思うけれど。


それはご両人の意思に委ねるしかないわけで、俺が無理矢理やっても仕方がない。



ああ、だけど虎は一体何をする気なんだろうか。



本当は、もうちょっと掘り下げて聞いてみたい。


不器用な弟は、一体どんな反応をするのだろうか。



勿論、しないけれど。


殺されかけてもやだし。





近所の本屋に辿り着き、幼児向けのコーナーを探す。


寧ろ学習モノのあたりにあるのか。


あまり広くない本屋をうろつき、ようやくお目当ての本を見つけ一冊手に取る。


 
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