虹色サイダー
「人の名前呼びやがってなんだよ。言いてぇことがあるなら、早く言いやがれ」
ひいぃ……! 無理! ムリムリ!!
言いたいことなんて……早く目を覚ましてぐらいです、ってそれすんごい切実ですけれど。
「あ……いえ……朝ご飯急いで準備します」
視線で人を殺せる男、朝虎様に下手なことは言えません、言いたくありません。
逃げるように朝虎の横を抜けて台所に向かおうとしたところ。
「うわっ……!」
右手をがっしり握られ、あっさり捕獲される。
そろーっと視線を向けると、逞しいのに線の細いお身体が。
愉しそうに笑ったお顔をしておりまして。
「その前にやることがあんだろが」
……ヤルコト?
いや、普段は私起きる、虎にお茶を出す、ご飯準備する、ご飯食べる、の順に進みますが?
あ、お茶出せって…………って、ちょちょちょ、ちょーっと待ったぁ!
ひいぃ……! 無理! ムリムリ!!
言いたいことなんて……早く目を覚ましてぐらいです、ってそれすんごい切実ですけれど。
「あ……いえ……朝ご飯急いで準備します」
視線で人を殺せる男、朝虎様に下手なことは言えません、言いたくありません。
逃げるように朝虎の横を抜けて台所に向かおうとしたところ。
「うわっ……!」
右手をがっしり握られ、あっさり捕獲される。
そろーっと視線を向けると、逞しいのに線の細いお身体が。
愉しそうに笑ったお顔をしておりまして。
「その前にやることがあんだろが」
……ヤルコト?
いや、普段は私起きる、虎にお茶を出す、ご飯準備する、ご飯食べる、の順に進みますが?
あ、お茶出せって…………って、ちょちょちょ、ちょーっと待ったぁ!