続☆大好きなキミは芸能人!?
翔平が帰った後
リビングにお父さんと
お母さんを集めた。


「あの、さ、なんかいまさらだけど勝手な事してゴメンなさい……」


深く頭を下げる


「美優?」


「…お母さん、あたしを産んでくれて…ありがとう…」


お母さんの瞳から
涙がこぼれた。


「お父さんも……一生懸命にあたしをここまで
育ててくれてありがとう…」


「バ、バカ…」


お父さんが
照れ臭そうに下を向く。

それを見て
お母さんがそっと
微笑む。


「美優、あなたはきっと翔ちゃんとこうなる運命だったのよ。」


「運…命?」


「そうよ、翔ちゃんの幼なじみになった事も運命、翔ちゃんが芸能人になったのも運命」


「……だとしたらあたし翔平と出会う為に生まれてきたのかもしれない」

「そうよ、美優は幸せになる為に生まれきたの」


幸せになる為………


「お母さんありがとう」
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