続☆大好きなキミは芸能人!?
そしてすぐに
待ち合わせして
ただ今駅前の雑貨屋



「あ、これ超可愛い☆
買っちゃおっかな-」


あたしが手にとったのは
小さなお花柄の
マグカップ。



「ねぇ、アンタばかね」

隣で呆れる紗耶香。


「なんで?」


別にいいじゃん、
お花柄好きでも


「こ-ゆ-のはダ-リンと一緒に買いに来るの!」


「法律にはないじゃん」

「じゃあ憲法全部言えるの?」


「…………わかんない」


「だからこれはまた今度ダ-リンと買いに来なさ~い☆」


そう言ってあたしから
お花柄のマグカップを
奪い取る


「気に入ってたのに…」

「なんか言った!?」


「いえ、なにも……」


「じゃあ次はあそこの店行こっ☆」


そう言って
あたしの腕をぐいぐい
引っ張って向かいの
洋服屋さんに連れていく


少しカッコイイ系の
お店で古着っぽい
ボロボロのTシャツとか
穴が開いたズボンばかり


あたしの趣味には
合わない。


大体あたしは
フェミニン系だし
< 35 / 104 >

この作品をシェア

pagetop