続☆大好きなキミは芸能人!?
「ぎゃあぁ!もう6時じゃん!ヤバイよヤバイ!!」



ふと公園の
大きな時計を見ると
針はもう5時55分
あたりを指している。



「ほんとだ-、じゃあ頑張ってね☆」


「えっ!あ、うん……」



紗耶香に別れを告げて
あたしはひたすら走る。


ヤバイヤバイ!!!


紗耶香と楓ちゃんの
ばかぁぁ!!!!!



信号ムシしまくって
なんとか家に着いたけど
翔平はまだ来てなかった

「ったく……」


ぶつぶついいながら
翔平を待つ。


ピンポーン♪


チャイムが鳴った。


きっと翔平だ!

あたしはダッシュで
玄関に行く。


そして勢いよく
ドアを開ける。


「翔平!!!」


「遅くなってゴメン」


あたしの予想通り
ドアの向こうには
キャップを深く被った
翔平がいた。


「遅いよ」


「ラジオ局でちょっとアクシデントがあって…」

「そっかなら仕方ないねそれより早く行こうよ」

善は急げって言うしね♪


早く翔平と
夫婦になりたい!


「はいはい」


まるで赤ん坊を
あやすような口調で
あたしの頭をぽんぽん
叩く。



そして若橋さんの車で
区役所にレッツラゴ-☆


< 44 / 104 >

この作品をシェア

pagetop