続☆大好きなキミは芸能人!?

…とはいっても
何持って行こ……?


「美優-、ちょっと来て～」


下の階から聞こえる
お母さんの声に
階段を駆け降りる。


「何?」


「美優が小さい頃に書いた日記が出てきたのよ」


日記?


そんなの書いてたっけ?


「幼稚園の夏休みの宿題だったのよ、」


「ふぅ～ん」


「内容読んでみたら?」



そういや
気になるような
気にならないような…


「わかった、後でゆっくり読むから」


そう言って
お母さんからボロボロの
日記を受け取り
自分の部屋に戻る。


部屋に戻り
日記に視線を移すと
表紙にはふにゃふにゃな
文字でたはらみゆうと
書かれてある。



「下手くそな文字……」


あたしはゆっくりと
日記を開く。




----------------------きようのてんきわはれ。きようからなつやすみがはじまる。おかあさんとおとうさんでうみにいく----------------------

下手くそな文字と
下手くそな絵。


あたしはゆっくりと
日記を読み進める、


----------------------きようのてんきわくもりきんじょのおともだちのしようへえくんとあそんだ。ぷーるをした。たのしかった
----------------------