続☆大好きなキミは芸能人!?
10分後-。

若橋さんの車が来た



結局何ひとつ
考えられないまま
車に乗り込む。




「美優、緊張してる?」


隣で翔平が
クスクス笑う


「許してもらえるかな」

「大丈夫だよ」



翔平に励まされつつ
車はどんどん
ビル群に近づく。


「ほら着いたで、一応俺も着いて行くけど頑張ってな」


「当たり前」




爽やかに
ビルの中に入って行く
翔平の背中を追いかける



……沈黙のエレベ-タ-


「な、なんか話してよ」


緊張してきたじゃん…



「「…………」」


若橋さん、翔平共にムシ


なんかヒドくない?


……チ-ン♪


扉がゆっくりと開く



恐る恐る降りると
社長室と書かれた
大きなドアが1枚。


「しゃ、社長室!!?」


なんと言う
バカデカさ……


1フロアに
社長室のみ。


コンコン


翔平が何の戸惑いもなく
大きなドアを
ノックする


「はい」


ドアと向こうから
聞こえる女性の声。


社長の秘書かな?



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