ケンカの果てに
今日は、ドラ高の頭が決まる日だ


『ユウとジンは、鷲尾さんと佐池さんどっちが頭になると思う?』
カッズィが言った


『・・・鷲尾さん』
ジンがぼそっと言う

『おれも鷲尾さんだな。ユウは?』


『おれもかな。』
と言ってはみたものの、ぶっちゃけおれはどっちでもよかった

そう、ケンカができればどっちでもよかったんだ


『お〜い!!』
同じドラ高の下っぱの小川が、走ってきた

おれはケンカの予感がした
『何かあったか?』


『佐池さんがやられたっす。鳴京のヤツらが駅でやったらしいっす。』


『カッズィ、ジン行くぞ』

とにかく、学校へ向かった
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