マンガとアニメの話
まあ、そのキリスト教なんですが、天使
と悪魔が戦うという「設定」が非常に
マンガ向きで、それで多くの作品に取り
入れられているということなんだろうと
思いますが、

(さっき言った「ゴッドサイダー」とか、 
 「デビルマン」とか「ビックリマン」
 とか「女神転生」もそうだな)

「エヴァ」はちょっと扱い方が違うよね。
自分らが神や天使の側に立って悪魔と
戦うんじゃなくて、

「エンジェル」(使徒)に対して人間が
機械を使って戦うからね。

だから「エヴァ」は実は、はじめから
非常にペシミスティック(悲観的)な
世界観の作品なのですが、

でもまあ、そうは言っても日本のマンガ
は極めて複雑に発達してますから、

「ビックリマン」はともかく、
「デビルマン」や「ゴッドサイダー
(セカンド)」や「真・女神転生2」
とかでも、けっこう「キリスト教の神と
戦う」という話は多いんだ、実は。
「バスタード」もそうだし。

ただ、アニメではどうだったかな~と
いうことをちょっと思ってて、

エヴァ以前に、「キリスト教的な神や
天使と戦う話」ってあったのかな?と
いうのがちょっと分からない。

もしかして、アニメでそういうのを
やった、というのは新しかったのかも
知れないですね。

日本ではキリスト教は一般にそんなに
影響力ないと思うのに、反キリスト教
的とも取れる物語をアニメでやる意義
は何だろうか・・?

と深く考えることはないか。あのころは
1990年代の後半ということで
「ノストラダムスの世紀末1999年の
予言」が迫っていたから、「受けそう
だった」というだけのことかも(笑)






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