マンガとアニメの話
「エヴァ」の新しい映画がありますよね。
あれは、どうせそんなには変わってない
だろうと思って映画館には見に行かな
かったのですが、

意外なことに「金曜ロードショー」で
やったもので、見てみたところ、けっ
こう変えていたじゃないですか。

特に「ラミエル」のところですね。
ラミエルのデザインもかなり違うし、
それを攻撃するための電力を確保する
ために頑張る人たちを描いたりして、
テレビ版よりも時間を多く割いて
ました。

もちろん絵もよりきれいになってるし。
といっても、実は僕にとっては「絵が
きれい」というのはあまり関心がない
ことなのですが。

僕は「絵がきれいだけど話がつまらない
作品」よりも、「絵は普通だけど話が
面白い作品」の方を断然評価します。

たとえば、僕が全アニメの中で最も
感動し、今でも好きな作品は「ラピュ
タ」ですが、

今の技術なら元の「ラピュタ」より
きれいな絵で作ることは可能だとして
も、「そんなこと必要かなあ?」と
思いますよね。なぜなら、「ラピュタ」
はもう十二分に面白いからです。

そういう意味では、僕はラミエル戦は
テレビ版で十分楽しんでいたので、
絵がきれいになったというのはけっ
こうどうでもいいことなんですが、

映画版は映画版で良かったです。
でも~、ほら、日本中の電気が消える
ところが分かりにくかったことや、

日本各地に「今晩電気が消えます」と
事前のお知らせをするテロップの
連続がなくなったのが不満でした。

だから、映画版のラミエル戦がテレビ
版より「断然良くなった」、という気
はしませんでしたね。

あ、でも、ラミエルが地面を掘削する
のが「ドリル」でなくなったのは、
そっちの方がリアリティあって良かっ
たのかも。
< 108 / 199 >

この作品をシェア

pagetop