マンガとアニメの話
とはいえ、栗本先生は稀に見る大天才
作家!

何でも、早いときは1冊を数日で書き
上げてしまうとか、

しかもいったん書いた文章はほとんど
直さないとか、

そういう「右脳全開」な方だったよう
です。

本もたぶん500冊くらい書いてるん
じゃないかな~。

おまけに舞台にも関わったり、ピアノ
弾いたり、クイズ番組に出たりして、
マルチな才能をたっぷり持った方
でした。

ライフワークと言っていた、世界最長
の小説「グイン・サーガ」も、

ストーリーは面白いし、キャラはいいし、
盛り上がるところは大盛り上がりして
感動させてくれるしで、文句つけるとこ
ほとんどなかったですね。

主人公のグインも、僕がこれまで読んだ
全小説の中で1,2を争うほど好きな
キャラですし。

あの深みのあるキャラを26歳とかで
書けるんだからな~、脱帽!

ただ、不満もまったくないわけではない。
50~80巻くらいかな、同じような
会話を何度もやってうんざりさせてくれ
たり、

自分の国を建国しようとするイシュト
バーンというキャラが、考え方や実力的
に、ほんとにこいつに国なんか治められ
るのか? と思わせるところがあって
説得力が欠けているような気がしたり、

といったところはあったと思います。



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