マンガとアニメの話
この副署長ハンニャバルは小悪党として、
「今の署長になりかわって牢獄の署長に
なりたい」という野心を人前でポロっと
もらしてしまうなど、

これまでさんざん「笑える言動」を取っ
ていたのですが、主人公のルフィと戦う
に及んで

「か弱き民に安心して暮らしてもらう
 ためには、凶悪犯たちを逃がすわけ
 にはいかないのだ!」

と急にカッコいいことを言い出し、読者
を「おおっ!?」と驚かせてくれます。

これが「ギャップ」であり、キャラへの
評価が一変する場面であり、キャラが
読者の印象に一番残るのは、こういう
ときのようです。メモメモ。

ただしこれも、やりすぎると、「悪人の
かわいそうな前半生が語られる」という
ような、ありがちな安っぽいものに堕ち
てしまいますので、ご注意!


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