マンガとアニメの話
「銀魂」というと、ネコ作家である僕と
しては、どうしても言っておきたいこと
がある。

主人公たちがネコになる話がありました
よね。それをたいていの人は、普通に
読んだのだろうと思うのですが、僕は

「この作者、ネコのことがあんまり
 分かってないのかな?」

と思って読んでました。

その数話の話に出てくるネコたちは、
姿形こそネコですが、ふだん「銀魂」に
出てくる人間たちの性格や話し方をその
ままネコにしただけなんで、

「考え方がネコらしくない」

話の中で、ひとりのボスがネコたちに
いろいろ口出しして支配したり、または
ネコたちが仲間意識に目覚めたりします
けど、

ネコはそういう考え方をもつ生き物では
ない、と思ってます(だから魅力的なん
です)

ネコにとっては、ボスだの誰だのにあれ
これ口出しされるなんてもっての他、

ましてや、今までうるさく口出しして
いた奴に仲間意識を覚えて感謝するなん
てことはないだろう、と思えました。

ネコの思想は「自由」「平等」。
そこに「支配する・される」の上下関係
を持ち込んでいる、「銀魂」のネコの
エピソード、どうもあれだけはいただけ
ませんね。

とムキになる僕の名は「シロネコ」、
ネコロジー(ネコ哲学)の伝道師を自認
しておりますです(笑)





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