マンガとアニメの話
もうひとつ気になるところは、「バキ」
の前半の死刑囚編の終わり方。

死刑囚編は、世界各地のメチャクチャ
強い死刑囚5人が、互いに知り合いでも
ないのに、

「シンクロニシティ」によってなぜか
同時期に脱獄して東京に向かうという、
とてもワクワクする始まり方をしたの
ですが、

終わりの方が、なんだか「さっさと終わ
らそう」と言わんばかりに「片付けた」
印象だったんですよね・・これが惜し
かった。

死刑囚は、アメリカのドリアンとスペッ
ク、イギリスのドイル、ロシアのシコル
スキー、日本の柳の5人ですが、

ドリアンとスペックに関しては、あれで
いいと思う。2人とも十分暴れまわっ
くれましたし、主人公側も激しく戦い
ました。

しかし、ドイル、シコルスキー、柳は
どうか?

まあ、ドイルはあんなもんか? うん、
ドイルのことはいいや、問題はシコル
スキーと柳。

シコルスキーは、「グラップラー刃牙」
において存在感を示したロシアの強者
ガーレンをボコボコにして登場して
いながら、

終わりの方、あの体たらくは何であろう
か? あまりにひどい。

柳も、一度は主人公の刃牙を倒しておき
ながら、その父親(といっても刃牙の
宿敵だが)の範馬勇次郎に一撃でやられ
て、それから出てない。

「バキ」はそのまま中国での拳法トー
メント編に移ってしまったので、

「作者、死刑囚にはもう飽きて、中国
 拳法描きたくなったのかな?」

と思わせる扱いでした。死刑囚編の方が
面白かったから、ちょっと惜しかったと
思いましたよ。




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