空 ~この思い貴方に届け~
「美空!!ごめんね?ごめんね?」

「ううん。いいの天音が生きていてくれれば。」

「翼のって何?」

「これ・・・。」

「え・・・」

渡されたものは、以前私がほしがっていたペアリング。

そこに、手紙がついていた。

《天音へ
 
 天音?誕生日おめでと。

 前、天音がほしがってたペアリング。ちゃんとつけろよ?

 つけてなかったら、お仕置きな(笑)

 天音、幸せになれよ?
 
 俺がいなくなっても、死んだりなんかすんなよ。

 天音には、美空や優亮がいるからな!!

 お母さんのことは許してやれよ?

 もし俺が死んだら、また天音のところにいくから!!

 次は、もっとかっこよくなって。

 だから、精一杯生きて、幸せになれ!!

 Happy Birth Day Amane!!

 翼より》

それは、死ぬことを感じていたかのように書かれていた。

「ふぇ・・・翼・・・翼~!!!」

 
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