空 ~この思い貴方に届け~
数日後、翼のお葬式が行われた。

翼が焼かれる!!

「待って!!翼を・・・翼を焼かないで!!焼いちゃだめ!!翼!!翼!!」

「天音!!落ち着いて!!」

「翼~~!!待ってよ!!翼を連れて行かないで!!」

「天音!!」

「翼はまだ死んでなんかない!!寝てるだけだよ!!翼を連れて行かないでよ!!」

「天音!!翼君は死んだの!!現実見てよ!!」

翼は死んでない!!

「そんなの嘘よ!!翼は駅に来てるもん!!この前約束したもん!!絶対にくるもん!!」

「天音・・・お願い・・・現実見て?」

「美空・・・」

そして翼は灰になった。

私は外にいた。ずっと空を見ていた。

「天音?」

「ねえ、美空?」

「ん?」

「翼は今何処にいるんだろ」

「翼君はずっと天音の心の中で生きてるよ・・・。」

「私さやっぱり神様嫌いだよ。何で私ばっかこんな目にあわなきゃいけないのかな?」

「神様は、天音に試練を与えて天音を強くしようとしてるんだよ」

「何のために?」

「天音が幸せになるため」

「そんなの・・・」

「天音?無理しないでね?」




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