空 ～この思い貴方に届け～

お葬式が終わって、お母さんが住んでいたところにいった。

翼の家にいると、苦しいから。

それでもやっぱり立ち直ることができない。

家にいても、ベッドの上に座って空を見上げているだけ。

ご飯も食べない。

空を見るか、指輪を見るか。

美空は私がここにいることを知らない。

まず、この家を知らないだろう。

やぱり、私には翼が必要だよ。

翼、何で死んじゃったの？

私をおいていかないでよ。