メイドのお仕事
「え…っ」
身構える暇も与えず、俺は葉凪に唇を押し付けた。
「んっ…んんっ!!?」
自分でもビックリするほど、嫉妬してたんだと思う。
何度も角度を変え、ただ夢中でキスを繰り返す。
やべ…止まんね。
葉凪が苦しそうに俺の胸を叩いたのに気付き、俺はハッとして唇を離した。
「っはぁ…」
顔を真っ赤にして涙目で俺を見てくる。
駄目だ、可愛すぎる。
「葉凪…可愛い。もっとしよ」
「ダメ……んぁ…」
再び葉凪にキスをする。
優しく、葉凪が怯えないように。
「俺の女になれよ」
耳元でフッと囁く。
もう二度と…離したくない。
葉凪は甘い声で俺を誘惑しながら、また涙を流す。