メイドのお仕事

定番すぎて笑えるわ。


「冷たっ…」

小声で呟く。


「あぁ?何か言いましたか?」

「おら、ドア開けろよ!」


男の前では絶対に出さない声。

ドンドンと力強く叩かれるドア。



どうしよう…。


「さっさと開けろって!」

「ビビってんじゃねぇぞ!」


私は怖くなってドアを開けてしまった。


もちろん、ビショビショのまま。




「あはは、出てきちゃった?」

「後はよろしくーっ」


女がそう言うと、トイレの入り口から男たちが入ってきた。




「え…?」


体格の良い男たちが私に近付く。



「ちょっと待ってよ……きゃっ!?」



―――ビリリリリッッ!!!



思いっ切り制服を破られる。


「いや、……っ!?」


叫ぼうとしたら唇を塞がれた。

……唇で。


「んん…っ!!」



助けて…誰か!


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