メイドのお仕事

Happy End

◇葉凪◇



やばい事になりました。

「なっ、何でぇぇ!!?」



私、明日、結婚する事になりました。



「まじごめん。…いや、何でこんな事に……」

「あんたのせいでしょ!」




私たちは、今日…高校を卒業した。

いろんな思いが溢れて、涙も溢れた。



その後のお別れ会で、事は起こった。




「おう、みんな注目ー!!」


お酒二本を一気飲みして、完全に酔っ払った利琥が大声で叫びながら、私の肩を抱く。

な、何…?



「どうした、利琥?」

「何だ何だ?」


みんなが集まってくる。


何か…嫌な予感。



「俺ら、明日…結婚しまぁーすっ!!」


「はぁぁ!!?」


会場にいるみんなの声が重なる。

もちろん、私の声も。


「なぁ、葉凪!俺ら、結婚すんだよなぁー?」


「な、何言ってんの、利琥!?」




小声で利琥に聞く。


駄目だ、利琥…目が座っちゃってる。





「結婚の話は聞いていたけど、明日だったのね!?」


…まさかの、利琥のお母様登場。



「じゃあ利琥!明日の結婚は盛大に行わなきゃじゃない!」




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