メイドのお仕事
いや…ないし、
どこに行ってもスターフルーツ味のファ○タはなかった。
時計を見ると、とっくに昼休みは終わってる。
「あーあ、もう最悪…」
仕方ない。
もう学校に戻ろう。
私は利琥になんて言われるかとビクビクしながら、
重い足を学校に向けた。
教室の前…。
「うわ、絶対入れない」
教室の中は、真面目に授業を受けている生徒達。
教卓には、真剣な顔で話をしている先生。
そして…退屈そうに窓を眺めている利琥。
入ったら絶対怒られる。
利琥に笑われる。
私は誰にも気付かれないように、屋上へ向かった。
「はぁー…」
私は気持ちの良い風を感じながら、買ってきたパックのイチゴ・オレにストローを通した。
甘い…美味しい。
どうやって教室戻ろうか。
気まずいなぁ……。
「おい、葉凪。俺の分はどうしたんだぁ?」
……な、何でここに。