キミとの時間
「うわー…、すごいな 矢口の蹴りは…」
「あー見えて、空手やってたしね…」
「くーちゃん すごいね…」
「ま、これも見慣れた光景だけどね」
有紗達が、そんな会話をしている一方でわたしは、剣斗に怒っていた
「け、蹴ることはないだろ お前…泣」
「一時間も待たされた私たちの気持ちだ!!」
「いや、あきらかに お前だけの気持ちだろうが…」
「……何か言った??」
「い、いえ 何も…」
「剣斗、蹴り一発だけで、済んで良かったな」
安藤が、剣斗に話しかけた…