キミとの時間




「弥ー來ー♪♪」



ガシッと後ろから抱きついてきたのは、もちろん剣斗



しかもりっちゃんの前で……



「空気読め!! 空気を!!」



「なんのこと??」



きょとんとする




あぁ、そーか



こいつは乙女心と言うのを分かっていないようだ



「……やっぱ剣斗は男心しか分かんないんだよね 辺り前か… っていい加減離れてよ!!」



「い・や・だ♪」



「………。」



こいつは、どうやら言葉では分からない様子



なら体で教えてやるしかないよね



わたしはおもいっきり、剣斗のお腹めがけて力強くひじを引いた



「痛いじゃねぇかよ!」



「言葉で理解しなかった剣斗が悪い」




ていうか、いつのまにかわたし剣斗に色々な技?をかけているような気がする…



女の子らしくなりたいよ…




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