キミとの時間



「…ダメだ やっぱり意味がわかんねぇよ」


私は何も答えずに、剣斗の目をジッと見た


剣斗のことは、嫌いではないよ


ただちょっと私の中で、色々とあるんだ…


でもそれは剣斗は、言えないよ…


いゃ、いっちゃいけないんだ…



「とにかく、私は帰る!」

「弥來!!」


また有紗が私を慌てて止めようとしてきた


「ごめん、有紗 今日は帰りたいんだ また後日4人で遊ぼうよ!」


ニッコリと有紗に笑いかけながら言った


「…わかった」

「ごめんね 有紗」


軽く手を降りながら私は帰る方向に足を向けた


「弥來!!」


有紗が私の名を呼びこういった


「無理はしちゃだめだよ!!」

「……」


私は有紗に微笑んだ


やっぱり有紗は私の親友だね…

さすが有紗だね



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