キミとの時間

「お前、やっぱ弥來を連れ回していたんだな」


「おぉ!! せっかく遊園地来たしな♪」


「弥來、大丈夫か??」


安藤に声をかけられた


「なんとか… 安藤よくこんなやつといつも一緒にいるね…」


「まぁ、剣斗といると一番気が楽だし こいつ面白いから」


「まぁ、確かに面白いのは認める」


「一番面白いのは弥來と剣斗が絡み合ってるところなんだけどな」


「えっ?? 何で??」


「お互いに素直じゃないから」


「?? それってどういう意味??」


「さぁ?? それは自分で考えろ」


ペチッ


「痛い…」


でこぴんをされた



『お互いに素直じゃない』


安藤が言っていた言葉が頭から離れなかったし、わたしのこころの中にその言葉がひっかかっていた



色々とあった、遊園地



何かがわたしの中で、動き出したような気がした