キミとの時間
そして放課後
長谷川さんの周りには人がたくさんいる
そりゃそーだよね
みんなの的になるよね
私も確かめたいことがあったけれど、今日はやめておこう
帰る支度をして教室を出ようとしたら
長谷川さんに声をかけられた
「あの!! 矢口さん!!」
みんなの視線が一気に私の方に向いた
「はっ、はい…」
「私のこと覚えていませんか?」
「…もしかして、りっちゃん??」
「やっぱり、くーちゃん??」
やっぱり私の勘は当たった