私立香華学園
『・・・では次に、新入生代表挨拶です。
 小倉真吾[オグラシンゴ]君お願いします。』

ん?

なんか聞いたことある名前だな~。
何で聞いたっけ??

そう私が思った瞬間。
『キャーーーー!真吾く~ん!!!』
『かっこいぃ~~!!!!』
『こっち向いて~!!』
さっきまですごく静かだった
体育館が急に騒がしくなった。

てゆーか!
ここって女子高じゃないよね!!?
何で皆こんなに声でるんだろ。
周りにいる男子もあっけにとられてるし。
つか、そんな中で平然としてられる
小倉真吾って何者なの??!

どっかのアイドルに群がるファン
みたいな女子たちをどけて、
やっと小倉真吾が教壇の前に立った。

< 5 / 11 >

この作品をシェア

pagetop