秋の空を
2人とも寂しい
お母さんが向かえに来ている場所にバスが止まった。

僕と何人かの子がバスから降りた。

その中に風子ちゃんもいる。

「お母さん!」

僕が呼ぶと、お母さんは他の子のお母さんたちと話すのをやめた。

僕はお母さんに抱き付いた。

「お母さん、帰ろう。」

僕はお母さんの手を引っ張った。

「大地くん…」

風子ちゃんに呼ばれたけど、僕は振り返らなかった。

それを見たお母さんは首を傾げた。


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