秋の空を
そんな…

さっき僕は部屋でじっとしてる風子ちゃんをブランコに誘った。

朝から何だかしょんぼりしている風子ちゃんを元気にしてあげようと思って。

そしたら風子ちゃんが僕に話があるって言った。

何だろうと思っていたけど、まさかこんな悲しい話だったなんて。

「どうして!?
僕たちずーっと一緒に遊んでいようねって約束したじゃないか。」

「仕方ないの。
パパとママが、そろそろ幼稚園のみんなとお別れする時だよって言うの。」
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