上海ふたりぐらし
二日目、三日目はM太太と行動を共にした。上海の右も左もわからない私にとって、彼女は心強い存在だった。息子の幼稚園はローカルと決めていた。理由は簡単。私は自費留学の身、駐在員のご家庭が通わせるような日系やインターの幼稚園に行かせる余裕がない。だけど、外国籍の子供を受け入れてくれるところは、きっと少ないはず。それに正直、衛生面も心配だった。日本だとお弁当を持たせるけど、基本的に共働きの中国では、幼稚園でも給食が一般的。息子の一日の大半を占める幼稚園の環境は、私にとっても重要だった。彼が安心して園での生活を送れるということは、私も勉強に専念できるということ。
案の定、幼稚園探しは容易ではなかった。おまけに下見旅行は6日間。限られた時間の中で、私は同時に自分の留学先も決めなければならなかった。
M太太は、情報は多い方がいいから、と自らの友人をも紹介してくれた。その内の一人が通っている大学に案内され、授業も視聴させてもらった。規模は小さいが、先生も親切だしいい感じ。私はすっかりその大学が気に入った。そこで先生に近くにローカルの幼稚園があるか聞いてみたが、どうやらなさそう。やっぱり息子の方を先に決めないと前へ進まない。
案の定、幼稚園探しは容易ではなかった。おまけに下見旅行は6日間。限られた時間の中で、私は同時に自分の留学先も決めなければならなかった。
M太太は、情報は多い方がいいから、と自らの友人をも紹介してくれた。その内の一人が通っている大学に案内され、授業も視聴させてもらった。規模は小さいが、先生も親切だしいい感じ。私はすっかりその大学が気に入った。そこで先生に近くにローカルの幼稚園があるか聞いてみたが、どうやらなさそう。やっぱり息子の方を先に決めないと前へ進まない。