お大事にしてください
文太の後ろに光が見えた。
明るく、その光はとても速かった。
振り向く事も出来ず、文太はその光に飲み込まれ、その光は消えた。
「な、なんなんだ?今の音?」
車から男が出て来た。
車の前は、原型をとどめない位に歪んでいる。
「な、なんだ?」
辺りを見回すが、何にぶつかったかわからない。
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