お大事にしてください
「部長の様子、おかしくないですか?」
「そうか、君もそう思うか。今朝、聞いたんだけどはぐらかされてな。いったいどうしたんだろう。」
近藤とアシスタントをしている美鈴が話をしている。
「良かったら、君、それとなく聞いてみてくれないか?君になら、話をしてくれるかもしれないから。」
近藤は、美鈴が六郎に特にかわいがられている事を知っていた。
美鈴は他のアシスタントと比べて、かなり仕事が早かった。そして、機転がきいた。その仕事ぶりを、六郎は評価していたのだ。
「わかりました。それとなく聞いてみますね。」
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