お大事にしてください
(な、なんだったんだ。さっきの店は・・・?)
店を出ると、じっとりと汗が出て来た。文太はいつも汗をかいているが、その汗とは違う感じだ。実に気分が悪い。気のせいかもしれないが、鼓動も早くなっているような気がする。
鼓動が減速するとともに、徐々に落ち着きを取り戻した。腹の虫も落ち着きを取り戻したらしく、大きな音で文太に合図した。
「ちょっと、そこの店で休むか。」
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