先生にキス
目の前には綾月先生の背中…。



私、先生の足をぼーっと見てたらぶつかっちゃたんだ…。



「先生、すいません…。」


職員室の扉に開けようとした先生の手がピタリと止まる。





「今、前見てなかっただろ?」



私に顔を近付け、囁く。



なんかさっきまでの表情と違うんですけど…。



「どこ見てた?」



どこって言われても……。


“先生の足です”なんて言えません…。



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