空物語
〜もう1つの星〜
翌朝。
学校についた私は、昨日の夜のことなどまるでなかったかのように振る舞った。
「桃〜、美咲〜!!
おはよう〜っ♪」
「あぁ。おはよ。」
「おはよう、月ちゃん♪」
まだ大星は来ていないみたいだ。
「月ちゃん昨日のドラマ見た??」
「えっ…。
あぁ〜、また寝てた。」
「またぁ〜!?
絶対見たほうがいいよ〜!!!!」
「あたしはあれのどこが面白いのか、さっぱり分かんないけど。」
「えぇー!!!
桃ちゃんおかしいッ!!!!」
また始まった。
桃と美咲は、毎朝のようにあれこれ言い合っている。
まぁ、ただ単に桃が美咲をからかっているだけだけど。笑