空物語

あの日もいつものように部活が終わって、私は家で一人寝ていた。




枕元にある携帯がメールの受信を知らせる音楽を流し出した。

相手は大星だった。






『ちょっと外出て来れるか?』






初めての大星からの呼び出しに、私は嬉しくてすっとんで行った。





あの公園に着いたとき、いつもの明るい彼はいなかった。



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