空物語

「どうしたの?」

私がそう聞くと、大星は言った。

「実と…ケンカした」




そのまま私は大星の隣に座り、彼が話し出すのを待った。



大星は実ちゃんとのケンカの原因や、愚痴などを私にたくさん言った。


私はそれを、ただ黙って聞いていた。






でもしばらくしてから大星は、辛そうに笑いながらぼそっと
一言つぶやいたんだ。






「それでも、好きなんだよな」


って。



< 23 / 23 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

恋は偶然?それとも必然?

総文字数/2,396

恋愛(その他)5ページ

表紙を見る
forever laugh

総文字数/336

詩・短歌・俳句・川柳3ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop