シュガーラブ
〇シュガーラブ
「ウメ! 俺、ごうかくしてた…」
「……フーン。おめでとう」
「っ…!?」
いきなりわたしの部屋に入ってきたかと思えば、合格通知を掲げられる。
その合格の知らせをあっけなくけり返してやったのはわたし。
光汰は肩を落としてその場に座った。
おいおい、そこ、わたしの部屋なんですけど。とか、
何しにいらっしゃったんですか、とか。
毎日のことだからもう聞かないことにする。
用がなくても来るんだ、こいつは。
まぁ幼なじみだからね、家なんて自由に行き来してるからね。
いいんだけど。