シュガーラブ
「…みたい」
『あそ…』
「じゃなくて。……わたしはずっと光汰のこと、を、すきだったのかも」
『ウメ、俺は毎日お前に会いたいからお前んちに行くんだよ。理由は、それだけだ』
「そうだったの」
『また、そうやってあっさりと…』
「うんうん。それで?」
電話ごしに光汰の顔が赤いのが想像できた。
必死だなぁ。おもしろいなぁ。やっぱり、がきんちょだな。
『ウメが、すきだよ』
その一言で顔が赤くなったわたしも、やっぱり、がきんちょだな。
fin.