Cool Lip
ど、どうしようっ!


ひょっとして、痴漢!?


「…痴漢でもありません。私はここで占いを営む、占い師です」


「はい?」


見ると、確かにそこには机と、台座に置かれた水晶玉と『占い始めました』の看板が…


って、


「…むちゃくちゃ怪しいんですけど…」


正直に感想を漏らすと、その自称占い師はまーまーと笑った。


「あなたはここへ導かれてくる運命だったんですよ?」


「何言って…」


…やっぱり、怪しい。


怖い…
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