君の僕

彩斗と付き合うことで感じた、
寂しさとか不安は
温もりや言葉から与えられた
喜びと幸せで上塗りされた。

だから私は彩斗の隣に居たいと思ったし、
彩斗じゃなきゃ駄目だとも思った。


この時の私って、周りが見えてなくて
1番近くで何が起きていたのかも
私は全く知らなかった。

知らなければいけない事も、
情報源に行かなければ回って来ない。

そんな世界だと知っていたのに、
私は彩斗で精一杯で
集会に行かない日が続いていた。


ちゃんと周りを見れていてば。
恋愛だけに夢中になっていなければ。

彩斗との運命は今と違っていたのにね?



それとも、私達は
こういう運命を辿ることが
決められちゃってたのかな…?

ね?彩斗。

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